骨盤の傾きについて ~Part 4~
こんにちは、上板橋かまた鍼灸接骨院です。
先月より、骨盤の傾きについてPart1~Part4に分けてお話ししております。
今回は最後のPart4として、骨盤の傾きを改善するための手段や方法についてお話しいたします。
骨盤の傾きを改善するための方法
骨盤の傾きを改善するためには、いくつかのアプローチが効果的です。
1. ストレッチとエクササイズ
特定のストレッチや筋力トレーニングを行うことで、骨盤周りの筋肉をバランスよく鍛え、正しい姿勢を取り戻すことができます。特に、骨盤底筋や腹筋・背筋を鍛えるエクササイズなど有効です。簡単にできるエクササイズとしては、仰向けで膝を立て、お尻を持ち上げて数秒キープする「ヒップリフト」などがあります。
また、股関節・臀部のストレッチも取り入れることで、筋肉の柔軟性が上がり、骨盤の傾きが改善しやすくなります。
2. 座り方を見直す
長時間座るときは、骨盤を立てた状態で座るように意識しましょう。椅子に深く腰かけ、腰の後ろに軽くクッションを入れると、骨盤を安定させやすくなります。また、両足を床につけ、膝と股関節を90度に保つことで、自然な骨盤の位置を保ちやすくなります。
3. 正しい立ち姿勢を意識する
立っているときは、耳、肩、腰、膝、足首が一直線に並ぶように立つことを意識しましょう。頭や腰が前に出たり、背中が丸くならないように、背筋を軽く伸ばし、肩の力を抜いてリラックスした状態を保つのがポイントです。
4. 体重を均等にかける
片側に体重をかけて立ったり、足を組んで座ったりするクセは骨盤の傾きを招きやすいです。左右の足に均等に体重をかけ、できるだけ姿勢を対称に保つように意識しましょう。特に、スマートフォンやPCを操作する際の姿勢に気を付けると良いです。
5. 歩き方を見直す
歩くときは、つま先だけでなく、かかとから地面につけ、足全体でバランスよく歩くように意識しましょう。骨盤の傾きを意識しながら歩くと、骨盤周りの筋肉が自然に鍛えられ、姿勢改善にも繋がります。
6. 姿勢を意識した呼吸を取り入れる
深い腹式呼吸を行うことで、骨盤・体幹周りの筋肉が使われて、正しい姿勢を保ちやすくなります。腹式呼吸では、息を吸うときにお腹を膨らませ、吐くときにお腹をへこませるようにして、リラックスした状態を意識しましょう。
7. 定期的に立ち上がり、体を動かす
デスクワークや長時間の座り仕事をしている方は、1時間に1度は立ち上がって軽くストレッチをする習慣をつけましょう。長時間座りっぱなしは骨盤の傾きの原因にもなりやすいため、こまめに体を動かして筋肉を動かすことが大切です。
8. 接骨院やカイロプラクティックなどの活用
自分ではなかなか修正しにくい場合、専門家のアドバイスを受けるのも一つの方法です。接骨院やカイロプラクティックなどでは、骨盤の傾きや姿勢の改善を行う施術があり、根本的な傾きの改善が期待できます。
当院でも骨盤の傾きや姿勢改善を目的とし、原因を特定して施術を行っております。また、ストレッチやトレーニングの指導も行っており、骨盤の傾きの改善をサポートしています。
骨盤の傾きは、知らず知らずのうちに私たちの体に大きな影響を与えていることが多いです。正しい姿勢と筋力バランスを保つために、日常生活の中で意識してケアしていきましょう。