膝の痛み ~半月板損傷~

「膝が痛い」「動かすと引っかかる感じがする」などの症状がある方、それは半月板損傷かもしれません。半月板損傷はスポーツをしている方だけでなく、日常生活の中で発生することもあります。今回は、膝の半月板損傷について原因や症状、治療法を詳しく解説します。

半月板とは?

半月板は、膝関節の内側と外側にある三日月型の軟骨組織です。クッションのような役割を果たし、膝への衝撃を吸収したり、関節の安定性を保ったりしています。
半月板損傷とはその半月板が損傷している状態を言います。

半月板損傷の主な原因

  1. 外傷性損傷
    • スポーツや転倒などで膝に強い負荷がかかった場合に発生。
    • 特に膝をひねる動作や急な方向転換で起こりやすい。
    • サッカー、バスケットボール、ラグビーなどの競技で多い。
  2. 加齢や変性による損傷
    • 年齢とともに半月板の弾力が失われ、損傷しやすくなる。
    • 特に40歳以上の方に多く見られる。
    • 軽い動作(しゃがむ、立ち上がるなど)でも損傷することがある。

半月板損傷の主な症状

 1.膝の痛み

  • 膝の内側または外側に局所的な痛みを感じることが多い。

 2.腫れと炎症

  • 膝関節に腫れや熱感が生じる場合がある。

 3.膝の引っかかり感やロッキング

  • 膝がスムーズに動かない、引っかかる感じがする。
  • 場合によっては膝がロックされて動かなくなることもある。

 4.可動域の制限

  • 膝を完全に伸ばしたり曲げたりするのが難しくなる。

 5.不安定感

  • 膝がぐらつく、しっかり支えられない感覚。

これらの症状は損傷の程度や場所によって異なります。放置すると膝関節に負担がかかり、変形性膝関節症を引き起こすリスクもあるため、早期の対処が大切です。

半月板損傷の予防法

  1. 膝周りの筋力を鍛える
    太ももの筋肉(特に大腿四頭筋やハムストリングス)を鍛えることで、膝への負担を軽減できます。
  2. 適切な準備運動を行う
    スポーツや運動をする前に適切なストレッチを行い、膝を含めた関節をしっかりと動かして準備しましょう。
  3. 膝に負担をかけない動作を意識する
    急な方向転換や無理なしゃがみ込みを避け、膝を傷めない動作を心がけることが大切です。
  4. 適切なシューズやインソールを選ぶ
    しっかりとした耐久性があり、膝への衝撃を軽減するシューズやインソールを履くことで、半月板への負担を減らせます。

接骨院で行う半月板損傷の治療法(例)

1. 超音波療法
超音波で膝周辺の深部組織にアプローチし、血流を促進して痛みや腫れを軽減します。

2. ハイボルテージ療法
高電圧の電気刺激を使用して、痛みを緩和し、損傷した組織の回復をサポートします。

3. LIPUS(低出力超音波)
軟骨や組織の修復を促進する治療法です。半月板の回復を促します。

4. 鍼灸治療
膝周りの筋肉をリラックスさせ、血行を改善することで痛みを和らげます。全身のバランスを整えることも可能です。

5. テーピング・サポーター・インソール
テーピングやサポーター、インソールを使用して、膝を安定させ、負担を軽減します。日常生活を楽にする効果も期待できます。

まとめ

半月板損傷は、早めに適切な治療を受けることで症状の悪化を防ぎ、日常生活に支障をきたすリスクを軽減できます。
当院では、症状に応じた最適な治療プランを提供しています。膝の痛みや違和感を感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人
院長
柔道整復師
はり師・きゅう師
上板橋かまた鍼灸接骨院
院長 鎌田 展彰

上板橋かまた鍼灸接骨院、院長の鎌田展彰です。当院では、患者様、一人ひとりの痛みの根本原因を見つけ、早期改善を目指す施術を提供しています。丁寧なカウンセリングと、身体の状態を詳細に把握するエコーを活用して、痛みの原因を見つけ、あなたがいつまでも健康で元気に過ごせるサポートをいたします。よろしくお願いいたします。

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