LIPUS(超音波骨折治療器)とは?~骨折リハビリの選択肢として注目される機器~

骨折後のケアや回復に関して、「もっと早く回復したい」「骨がつきにくい場所なので不安…」と感じたことはありませんか?
現代では、自然治癒に任せるだけでなく、補助的な機器を使って回復を支える方法も選択肢のひとつとなってきています。

今回は、そうした骨折のリハビリの中でも注目されている
🔹 LIPUS(低出力パルス超音波)についてご紹介します!

◆ LIPUS(リーパス)とは?🦴

LIPUSとは「Low Intensity Pulsed Ultrasound」の略で、低出力のパルス状超音波を患部に照射する機器です📡

一般的な超音波治療器と違い、温熱効果ではなく「細胞レベルの微細な刺激」により、骨や組織の回復過程をサポートする目的で使用されます。

✨ 特徴は…

  • 非侵襲的(皮膚を傷つけず)
  • 痛みほぼなし
  • 1回約20分程度の照射

施術中は特に刺激や痛みは感じにくく、リラックスして受けられることが多いです😌

◆ どんなときに使われるの?🔍

LIPUSは以下のようなケースで用いられることがあります:

✅ 骨折の安定期に入りリハビリを開始した段階
治癒しづらい部位(例:中足骨・舟状骨など)の骨折
✅ 骨の癒合の経過にやや時間がかかっていると判断された場合

※ただし、すべての骨折に使用できるわけではありません。状態や部位、時期を見極めたうえで使用の可否を判断いたします。

🦵骨折以外にも応用されるケースが

LIPUSは本来、骨折の回復をサポートする目的で開発された機器ですが、現在では研究や臨床経験などを踏まえたうえで、以下のようなケースでも補助的に使用されることがあります。

🔹 変形性膝関節症の初期〜中期
→ 軟骨や関節周囲組織への刺激を通じて、関節機能の維持や炎症軽減の補助を目的としたケアとして活用されることがあります。

🔹 肉離れ(筋損傷)などの筋肉のトラブル
→ 筋肉の修復過程において、損傷部位の代謝や血流改善を目的に用いられるケースもあります。

📝これらの活用はあくまでも補助的手段としての位置づけであり、症状やタイミング、身体の状態に応じて適切な判断が必要です。
LIPUSによる施術をご希望の場合は、まずはお身体の状態を確認させていただきます。

◆ 鍼灸接骨院でできるケアのひとつとして🤝

当院では、国家資格を持つ柔道整復師がケガの状態を確認し、必要に応じてLIPUSを活用した補助的なケアをご提案することがあります。

LIPUSはあくまで骨折回復をサポートする可能性のある機器であり、他の施術や日常での過ごし方と組み合わせることが大切です。

💡【ご注意】
LIPUSの使用効果には個人差があります。また、医師の診断や、柔道整復師の所見に基づき適切に使用されます。

◆ まとめ📝

LIPUSは、骨折後のリハビリや管理のサポートとして注目されている機器です。
「なるべく早く回復したい」「骨の治りに不安がある」という方は、お気軽にご相談ください😊

次回は、実際に接骨院でLIPUSがどのように活用されているのか、その使用の流れやケースについてご紹介します😊

「骨折後、なかなか痛みが引かない…」
「スポーツ復帰前にしっかりケアしたい」
そんな方は、ぜひ次回の内容もチェックしてみてください

この記事を書いた人
院長
柔道整復師
はり師・きゅう師
上板橋かまた鍼灸接骨院
院長 鎌田 展彰

上板橋かまた鍼灸接骨院、院長の鎌田展彰です。当院では、患者様、一人ひとりの痛みの根本原因を見つけ、早期改善を目指す施術を提供しています。丁寧なカウンセリングと、身体の状態を詳細に把握するエコーを活用して、痛みの原因を見つけ、あなたがいつまでも健康で元気に過ごせるサポートをいたします。よろしくお願いいたします。

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