腰や骨盤の痛みは仙腸関節障害かも? 原因や症状、治療法について解説!

「腰やお尻のあたりが痛い」「長時間座っていると違和感がある」などの症状でお悩みではありませんか?それはもしかすると仙腸関節障害が原因かもしれません。今回は、仙腸関節障害の概要、症状、そして治療法について詳しく解説します。

仙腸関節とは?

仙腸関節は、骨盤の「仙骨」と「腸骨」をつなぐ関節です。この関節は、体重を上半身から下半身に伝える重要な役割を持ち、日常の動作を支える基盤となっています。ただし、可動域が非常に狭いため、少しの捻じれで炎症などが起こり、痛みや違和感が生じることがあります。

仙腸関節障害の原因

1. 姿勢の悪化
長時間のデスクワークやスマートフォン使用時の姿勢不良、立っている時に片方の足に重心をかけるなどの癖、長時間中腰での作業などが原因で、仙腸関節に負担がかかり痛めることがあります。

2. 運動不足や過剰な運動
運動不足により周辺の筋力が低下したり、無理な運動で関節を痛めたりすることが影響します。

3. 妊娠・出産
妊娠中や出産後は仙腸関節周りの靭帯が緩みやすく、仙腸関節への負担が増えるため障害が発生しやすいです。

4. 加齢による変化
関節周辺の軟部組織が弱くなることで、関節が安定しにくくなり障害が起こることがあります。

仙腸関節障害の主な症状

  • 腰やお尻の鈍い痛み(片側または両側)
  • 立ち上がる際や歩行時の痛み
  • 長時間同じ姿勢でいると悪化する違和感
  • 股関節や太ももにかけての放散痛

これらの症状が出ている場合、早めの対応が重要です。

自分でできるセルフケア

1.骨盤周りのストレッチ
簡単なストレッチを行い、骨盤周辺の柔軟性を高めましょう。たとえば、仰向けになって膝を胸に引き寄せるストレッチは、仙腸関節の緊張を和らげるのに効果的です。

2.正しい姿勢を意識する
デスクワークや立ち仕事の際には、骨盤が前後に傾きすぎないように意識しましょう。

3.無理のない運動を続ける
ウォーキングやヨガなど、軽い運動を日常的に取り入れて仙腸関節を安定させましょう。

接骨院で行う仙腸関節障害の治療法(例)

1. 手技療法
骨盤周辺の筋肉や関節にアプローチし、仙腸関節への負担を軽減させます。

2. 超音波療法
仙腸関節周辺の深部の組織にアプローチし、炎症や痛みを軽減します。

3. 鍼灸治療
仙腸関節周りの血流を改善し、筋肉の緊張を緩和することで痛みを和らげます。

4. テーピングやサポーター
骨盤をサポートするテーピングやサポーターを用いて、日常生活での負担を軽減します。

5. 運動指導
患者様の状態に応じたストレッチや簡単な筋力トレーニングを指導し、再発予防を目指します。

まとめ

仙腸関節障害は、腰やお尻の痛みだけでなく、日常生活に支障をきたすこともあります。適度な運動とストレッチを行って、痛みのない日常生活を送りましょう!
もしお悩みなどありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人
院長
柔道整復師
はり師・きゅう師
上板橋かまた鍼灸接骨院
院長 鎌田 展彰

上板橋かまた鍼灸接骨院、院長の鎌田展彰です。当院では、患者様、一人ひとりの痛みの根本原因を見つけ、早期改善を目指す施術を提供しています。丁寧なカウンセリングと、身体の状態を詳細に把握するエコーを活用して、痛みの原因を見つけ、あなたがいつまでも健康で元気に過ごせるサポートをいたします。よろしくお願いいたします。

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