😴寝ても眠いのはなぜ?日中の眠気と睡眠の質の関係を解説!

こんにちは!
上板橋かまた鍼灸接骨院です😊

「十分に寝たはずなのに日中も眠い…」
「朝起きても疲れが取れない」
「仕事や勉強中に集中力が続かない」

このようなお悩みはありませんか?🤔

睡眠は、脳や身体の機能を維持するために欠かせない生理現象です。
睡眠不足が続くと、眠気や集中力の低下だけでなく、身体の痛みの感じ方や健康状態にも影響する可能性があります。

今回は、日中の眠気が起こるメカニズムや睡眠の質が低下する原因、身体の不調との関係、睡眠の質を高める方法について、医学的な研究を交えながら解説します!✨

🧠 1. なぜ人は眠くなるのか?睡眠のメカニズム

眠気は主に「睡眠恒常性」と「概日リズム(体内時計)」という2つの仕組みによって調節されています。

これは睡眠研究で広く知られる「睡眠の2プロセスモデル」に基づく考え方です。[1]

💤 睡眠恒常性(睡眠圧)

睡眠恒常性とは、起きている時間が長くなるほど睡眠への欲求が高まり、眠ることでその欲求が低下する仕組みです。
この仕組みに関わる物質の一つが「アデノシン」です。
アデノシンは覚醒中に脳内で蓄積し、眠気の調節に関与すると考えられています。

ちなみに、コーヒーなどに含まれるカフェインは、アデノシン受容体の働きを妨げることで眠気を感じにくくします☕
ただし、カフェインによって眠気が軽減しても、睡眠不足そのものが解消されるわけではありません。

⏰ 概日リズム(体内時計)

私たちの身体には、約24時間周期で睡眠と覚醒を調節する体内時計が備わっています。
その中心的な役割を担うのが、脳の視床下部に存在する「視交叉上核」です。
視交叉上核は、目から入る光の情報などを利用して、身体のリズムを調整しています。

また、睡眠と深く関係するホルモンとして「メラトニン」があります。
メラトニンは夜間に分泌が増加し、身体に夜であることを知らせる役割を持っています。
そのため、夜間に強い光を浴び続けたり、就寝・起床時間が不規則になったりすると、睡眠のタイミングが乱れる可能性があります。

🔍2. 日中の眠気が強くなる主な原因

① 慢性的な睡眠不足⏰

日中の眠気の原因として、まず考えられるのが睡眠不足です。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人について、個人差を踏まえながら6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保することが推奨されています。[2]
ただし、必要な睡眠時間には個人差があります。

重要なのは、睡眠時間だけでなく、朝起きたときに休養感が得られているか、日中の生活に支障がないかという点です。

② 睡眠の質の低下😴

睡眠時間を確保していても、睡眠が頻繁に中断されると、十分な休養感が得られない場合があります。

睡眠は、大きく「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」に分けられます。
ノンレム睡眠には浅い段階から深い段階があり、深いノンレム睡眠では脳波に徐波活動が多くみられます。
一方、レム睡眠は記憶や情動の処理などとの関連が研究されています。

これらの睡眠段階は夜間に繰り返し出現します。
なお、深い睡眠が長ければ長いほど良いというわけではなく、睡眠全体の構成や連続性も重要です。

③ 睡眠障害や身体の病気😵

十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず、強い眠気が続く場合には注意が必要です。

例えば、以下のような病気が関係している可能性があります。

  • 睡眠時無呼吸症候群
  • ナルコレプシーなどの中枢性過眠症
  • 概日リズム睡眠・覚醒障害
  • うつ病などの精神疾患
  • その他の内科的疾患や薬剤の影響

特に、睡眠中の大きないびきや呼吸停止を指摘される場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性も考えられます。
強い眠気が続く場合には、医療機関で原因を確認することが大切です。

💪 3. 睡眠不足と身体の痛みには関係がある?

睡眠不足や睡眠の質の低下は、痛みに対する感受性を高める可能性があります。

睡眠と痛みには双方向の関係があると考えられています。

例えば、

・腰痛や肩の痛みによって夜中に目が覚める
・睡眠不足が続くことで痛みを強く感じやすくなる
・痛みへの不安やストレスによって寝つきが悪くなる

といった悪循環が生じる場合があります。

🔬 痛みの感じ方と神経系の関係

痛みは、筋肉や関節などの組織の状態だけで決まるものではありません。
末梢神経から伝わる情報を脊髄や脳が処理する過程で、痛みの感じ方が変化します。

睡眠不足は、こうした痛みの処理や調節に関係する神経系の働きに影響する可能性があります。
そのため、慢性的な肩こりや腰痛などを考える際には、身体の動きや筋肉の状態だけでなく、睡眠状況を確認することも大切です。

ただし、すべての痛みが睡眠不足によって起こるわけではなく、痛みの原因を適切に評価する必要があります。

🌿 4. 睡眠と自律神経の関係

自律神経は、心拍数や血圧、消化機能などを調節する神経系です。
大きく分けて、交感神経と副交感神経があります。
睡眠中には、睡眠段階に応じて自律神経活動が変化します。

例えば、安定したノンレム睡眠では、副交感神経活動が相対的に優位になり、心拍数や血圧が低下する傾向があります。
一方、レム睡眠中には自律神経活動の変動が大きくなることがあります。

睡眠不足やストレスは自律神経活動にも影響する可能性がありますが、「眠れない原因は自律神経の乱れ」と一括りにすることはできません。

睡眠の問題には、生活習慣、心理的要因、身体疾患など、さまざまな要因が関係しています。

🌙 5. 睡眠の質を高めるためにできること

厚生労働省の睡眠ガイド2023では、良質な睡眠を確保するための生活習慣や睡眠環境の重要性が示されています。[2]

☀️ ① 朝の光を浴びる

朝の光は体内時計を調整する重要な刺激です。
起床後はカーテンを開け、自然光を取り入れる習慣をつけましょう。

🚶 ② 適度な運動を習慣にする

ウォーキングや筋力トレーニングなど、継続的な身体活動は睡眠の質の改善に役立つ可能性があります。
無理のない範囲で、日常生活に運動を取り入れましょう。

📱 ③ 就寝前の強い光を避ける

夜間に強い光を浴びると、メラトニンの分泌や体内時計に影響する場合があります。
就寝前はスマートフォンの使用時間を減らし、照明を落とすなどの工夫をしましょう。

☕ ④ カフェインの摂取に注意する

カフェインには覚醒作用があり、摂取する量や時間帯によっては睡眠に影響します。
特に夕方以降のコーヒーやエナジードリンクなどには注意しましょう。

🛏️ ⑤ 睡眠環境を整える

寝室の温度や湿度、光、騒音なども睡眠に影響します。
また、身体に痛みがある場合は、寝具や寝姿勢を見直すことも大切です。

🪡 6. 鍼灸施術は睡眠の質に関係する?

鍼灸施術と睡眠の関係については、国内外で研究が行われています。

2025年に発表された慢性不眠障害に対する鍼治療のシステマティックレビュー・メタ解析では、10件の臨床試験、計757人を対象とした研究が分析されました。[3]

その結果、偽鍼と比較して、鍼治療群では主観的な睡眠の質を評価するPSQIや、不眠症状の重症度を評価するISIのスコアに改善が認められました。

一方で、客観的な総睡眠時間については、統計学的に明確な差が認められませんでした。

また、対象者数などの研究上の制約もあるため、鍼灸施術による睡眠改善効果については、今後も質の高い研究が必要とされています。

つまり、鍼灸は睡眠に関する症状への補助的な選択肢として研究されていますが、すべての不眠症状に効果があると断言できる段階ではありません。

👐 当院でできる身体のケア

上板橋かまた鍼灸接骨院では、身体の状態を確認し、お一人おひとりのお悩みに合わせた施術を行っています。

例えば、

・首や肩周囲の筋肉の緊張に対する手技🙌

・首の筋肉(後頭下筋群)を狙ったツボ(風池・天柱)への鍼施術🪡

・頭にあるツボ(百会・神庭)への鍼施術🙌

当院では、鍼施術だけではなく鍼通電療法も行っております。

鍼通電療法とは、身体に刺した鍼に微弱な電気刺激を加える施術方法です。

近年では、鍼通電が睡眠の質や不眠症状に与える影響についても研究が進められています。
2024年に発表された31件の臨床試験(計2,226人)を対象としたシステマティックレビュー・メタ解析では、鍼通電によって睡眠の質を評価するPSQI(ピッツバーグ睡眠質問票)のスコアが改善したことが報告されています。[4]

一方で、研究の規模や質には限界があり、鍼通電の効果が十分に確立されたわけではありません。
そのため、鍼通電は睡眠に関するお悩みに対する補助的な選択肢の一つとして研究されています。

・ストレッチや運動習慣のアドバイス🧘

などです。

睡眠を妨げる要因として身体の痛みや不快感がある場合には、その原因を確認し、適切な対応を検討することが大切です。

なお、鍼灸接骨院での施術は、睡眠障害の診断や医療機関での治療に代わるものではありません。

⚠️ 7. 強い眠気が続く場合は医療機関へ

以下のような症状がある場合は、医療機関への相談をおすすめします。

✅ 十分に寝ても日中の眠気が強い
✅ 仕事や授業中に意図せず眠ってしまう
✅ 睡眠中の呼吸停止を指摘される
✅ 朝起きても強い疲労感が続く
✅ 眠気によって日常生活に支障が出ている

特に、睡眠時無呼吸症候群などが疑われる場合は、適切な検査と治療が重要です。

📝 まとめ|睡眠の質は身体の健康にも関係します!

日中の眠気には、睡眠不足だけでなく、体内時計や生活習慣、睡眠障害など、さまざまな要因が関係しています。
また、睡眠と身体の痛みには双方向の関係があり、身体の不調を考える際にも睡眠状況は重要な情報になります。

睡眠時間を確保することに加えて、生活リズムや睡眠環境を整え、身体の不調を適切にケアすることが大切です。

上板橋かまた鍼灸接骨院では、肩こりや腰痛などの身体の不調に対する施術や、日常生活での身体のケアについてもご相談いただけます😊
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください!✨

📚 参考文献

[1] Borbély AA. The two-process model of sleep regulation: Beginnings and outlook. Journal of Sleep Research. 2022;31(4).

[2] 厚生労働省.健康づくりのための睡眠ガイド2023.

[3] Acupuncture for chronic insomnia disorder: a systematic review with meta-analysis and trial sequential analysis. 2025. PMID: 40371085.

[4] Xu HY, et al. Efficacy and safety of electroacupuncture for insomnia: A systematic review and meta-analysis. Journal of Integrative Medicine. 2024;22(4):459–472.

この記事を書いた人
院長
柔道整復師
はり師・きゅう師
上板橋かまた鍼灸接骨院
院長 鎌田 展彰

上板橋かまた鍼灸接骨院、院長の鎌田展彰です。当院では、患者様、一人ひとりの痛みの根本原因を見つけ、早期改善を目指す施術を提供しています。丁寧なカウンセリングと、身体の状態を詳細に把握するエコーを活用して、痛みの原因を見つけ、あなたがいつまでも健康で元気に過ごせるサポートをいたします。よろしくお願いいたします。

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