🦶扁平足とは?足のアーチが低下する原因と起こりやすい症状・疾患を解説!

こんにちは!
上板橋かまた鍼灸接骨院です😊

「土踏まずがほとんどない…」
「長時間歩くと足の裏が痛くなる」
「扁平足だと膝や腰にも影響するの?」

このようなお悩みや疑問はありませんか?🤔

扁平足(へんぺいそく)とは、足の内側にある土踏まず(内側縦アーチ)が低下した状態を指します。

扁平足そのものは必ずしも病気ではありませんが、足部の機能や荷重のかかり方が変化することで、足の痛みや運動時の不調に関係する場合があります。
今回は、扁平足の原因や関連する症状・疾患、セルフチェック方法、対策について、医学的な知見を交えながら解説します!🔍

🦴 1. 扁平足とは?足のアーチの役割

私たちの足には、主に3つのアーチ構造があります。

  • 内側縦アーチ:一般的に土踏まずと呼ばれる部分
  • 外側縦アーチ:足の外側を支えるアーチ
  • 横アーチ:足の前方にある横方向のアーチ

これらのアーチは、骨・靭帯・筋肉・腱などによって支えられています。

足のアーチが持つ主な役割

① 荷重の分散
立ったり歩いたりするときに、足へ加わる荷重を分散する働きがあります。

② 衝撃への対応
歩行や走行時に足の形状が変化することで、地面からの衝撃に対応します。

③ 歩行時の安定性
足部は、着地時には柔軟に動き、蹴り出す際には剛性を高めることで、効率的な歩行を助けています。

扁平足では、このような足部の機能や荷重の分布が変化する場合があります。
ただし、アーチが低いこと自体が、必ずしも機能低下や痛みを意味するわけではありません。

🔍 2. 扁平足になる主な原因

扁平足は、大きく「柔軟性扁平足」と「硬直性扁平足」に分けられます。

① 柔軟性扁平足

立って体重をかけると土踏まずが低くなりますが、座ったり、つま先立ちをしたりするとアーチが現れるタイプです。
特に子どもに多くみられ、成長過程で自然にアーチが発達する場合もあります。
米国整形外科学会(AAOS)によると、子どもの柔軟性扁平足の多くは痛みがなく、日常生活に支障がなければ治療を必要としません。[1]

② 硬直性扁平足

体重をかけていない状態でもアーチが低く、足部の関節の動きが制限されているタイプです。
足根骨癒合症などの疾患が関係している場合もあり、痛みや関節の動きの制限がある場合には、整形外科での評価が重要です。

③ 成人期に生じる扁平足

成人になってから足のアーチが低下する場合もあります。
特に、後脛骨筋腱や足部の靭帯などの機能低下が関係することがあります。

近年では、成人期に足の変形が進行する病態を進行性扁平足(Progressive Collapsing Foot Deformity:PCFD)と呼ぶことがあります。[2]
加齢、腱や靭帯の機能低下、外傷、体重など、複数の要因が関係すると考えられています。

⚠️ 3. 扁平足と関連する主な症状・疾患

扁平足では、足部の荷重や動きが変化することで、さまざまな症状と関連する場合があります。
ただし、以下の疾患がすべて扁平足によって引き起こされるわけではありません。

🦶 ① 足底腱膜炎(足底筋膜炎)

足底腱膜炎は、かかとから足の裏にかけて広がる足底腱膜に負担がかかり、痛みが生じる疾患です。

特徴的な症状として、

・朝起きて最初の一歩が痛い
・長時間座った後に歩き始めると痛む
・かかとの内側付近に痛みがある

などが挙げられます。

足部のアーチ構造や荷重のかかり方は足底腱膜への負荷に関係しますが、扁平足だけが原因ではありません。
運動量の増加やふくらはぎの柔軟性、体重なども考慮する必要があります。

🦵 ② 後脛骨筋腱障害

後脛骨筋は、すねの後方から内くるぶしの後ろを通り、足の内側などに付着する筋肉です。
足部の内側縦アーチを動的に支える重要な役割があります。

後脛骨筋腱に障害が生じると、

・内くるぶしの後ろが痛む
・足の内側に腫れが生じる
・つま先立ちがしにくくなる

といった症状が現れる場合があります。

後脛骨筋腱の機能障害は、成人期の進行性扁平足に関係する代表的な要因の一つです。[2]

👣 ③ 外反母趾

外反母趾は、足の親指が小指側へ曲がり、親指の付け根が突出する変形です。
扁平足と外反母趾が併存することはありますが、扁平足が直接の原因とは限りません。
外反母趾には、足の骨格、遺伝的要因、靴の形状など、複数の要因が関係します。

🏃 ④ シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)

シンスプリントは、ランニングやジャンプ動作の繰り返しによって、スネの内側に痛みが生じるスポーツ障害です。
足部の過度な回内運動などが関連因子として報告されています。
扁平足の方では足部の動きに特徴がみられる場合がありますが、すべての扁平足がシンスプリントにつながるわけではありません。
特に、急激な練習量の増加や休養不足などにも注意が必要です。

🦿 ⑤ 膝の痛み

足部のアーチが低下すると、歩行や運動中の足関節・下腿の動きが変化する場合があります。
こうした変化は膝関節の動きや荷重にも影響する可能性があります。

例えば、膝蓋大腿関節痛(膝のお皿周囲の痛み)などでは、足部の機能が評価項目の一つとなる場合があります。
ただし、扁平足があるから膝痛が起こる、あるいは扁平足を改善すれば膝痛が治るという単純な関係ではありません。
膝の痛みには、筋力や運動量、関節の状態なども関係します。

🔎 4. 扁平足のセルフチェック方法

ご自宅でも足のアーチの状態を簡単に確認できます。

① 立った状態で土踏まずを確認

裸足で立ち、足の内側に土踏まずがあるか確認します。
左右差が大きくないかもチェックしましょう。

② つま先立ちをする

両足でゆっくりつま先立ちを行い、土踏まずが現れるか確認します。
つま先立ちでアーチが現れる場合は、柔軟性扁平足の特徴と一致します。

③ 靴底の減り方を確認

靴底の摩耗に大きな左右差がないか確認しましょう。
ただし、靴底の減り方だけで扁平足を診断することはできません。

セルフチェックはあくまで目安です。

痛みや変形がある場合は、専門的な評価が必要です。

💪 5. 扁平足に対する運動・セルフケア

扁平足に伴う症状がある場合は、足部の筋力や柔軟性、荷重のかけ方などを確認し、適切な運動を取り入れることが大切です。

① ショートフットエクササイズ

足の指を強く曲げずに、足の指の付け根とかかとを近づけるような意識で土踏まずを軽く持ち上げます。
足部の内在筋を働かせることを目的とした運動です。

② カーフレイズ(かかと上げ)

立った状態で、ゆっくりとかかとを上げ下げします。
ふくらはぎや足部周囲の筋肉を使う運動です。
ただし、後脛骨筋腱に強い痛みがある場合などは、負荷の調整が必要です。

③ ふくらはぎのストレッチ

壁に手をつき、片足を後ろに引いてふくらはぎを伸ばします。
足関節の背屈可動域が制限されている場合には、柔軟性の改善を目的として取り入れることがあります。
※これらの運動は、すべての扁平足に必要なものではありません。痛みが増す場合は中止し、専門家に相談しましょう。

👟 6. 扁平足にインソールは効果的?

インソール(足底装具)は、足部への荷重を調整し、歩行時の負担や痛みを軽減する目的で使用されることがあります。
特に、足部に痛みがある柔軟性扁平足や、後脛骨筋腱障害などに対して検討される場合があります。

ただし、インソールを使用すれば必ず土踏まずが形成されるわけではありません。

子どもの症状のない柔軟性扁平足では、インソールによって足のアーチの自然な発達が促進されるという十分な根拠はありません。[1]

また、成人でもインソールの効果には個人差があり、足の形状や症状、使用する靴などに合わせて選択することが重要です。

👐 7. 当院で行う足部の評価とケア

上板橋かまた鍼灸接骨院では、足の形状だけでなく、身体全体のバランスや動きも確認しながら、状態に合わせたケアを行っています。

例えば、

🔍 足部・下肢の評価
立位姿勢、足部のアーチ、足関節の可動域、筋力、歩行時の動きなどを確認します。

🦶 超音波エコーによる評価
必要に応じて、後脛骨筋腱などの軟部組織の状態を超音波エコーで確認します。
※骨格の配列や扁平足の重症度などについては、医療機関での画像検査が必要になる場合があります。

👟 インソールのご提案
当院では、医療用足底装具「フォームソティックス・メディカル」を取り扱っています。
足部の状態や症状を評価したうえで、必要に応じてインソールの使用をご提案しています。

💪 運動・セルフケア指導
足部の筋力や柔軟性、身体の使い方などを確認し、状態に合わせた運動をご案内しています。

⚠️ 8. こんな場合は整形外科へ

次のような症状がある場合は、整形外科での評価をおすすめします。

  • 成人になってから急に土踏まずが低くなった
  • 足の内側に強い痛みや腫れがある
  • 片足だけ変形が進行している
  • つま先立ちが難しくなった
  • 足部が硬く、関節の動きが制限されている
  • 痛みが続き、歩行やスポーツに支障がある

特に、進行性扁平足では早期の評価が重要です。

📝 まとめ ー 扁平足は足の形だけでなく機能の評価が大切!

扁平足とは、足の内側縦アーチが低下した状態です。
足底腱膜炎や後脛骨筋腱障害、シンスプリントなど、足部の構造や機能と関連する症状・疾患があります。
しかし、扁平足があるからといって、必ず痛みが生じるわけではありません。

重要なのは、足のアーチの高さだけで判断せず、筋力・関節の可動域・歩行・運動時の負荷などを総合的に確認することです。

上板橋かまた鍼灸接骨院では、足部の状態を評価し、お一人おひとりに合わせた施術やインソール、運動・セルフケアのご提案を行っています😊
足の裏や足首の痛み、歩行時の違和感などでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

📚 参考文献

[1] American Academy of Orthopaedic Surgeons(AAOS). Flexible Flatfoot in Children.

[2] 日本足の外科学会.進行性扁平足(PCFD)に対する診断・評価法の推奨.

[3] American Academy of Orthopaedic Surgeons(AAOS). Progressive Collapsing Foot Deformity.

この記事を書いた人
院長
柔道整復師
はり師・きゅう師
上板橋かまた鍼灸接骨院
院長 鎌田 展彰

上板橋かまた鍼灸接骨院、院長の鎌田展彰です。当院では、患者様、一人ひとりの痛みの根本原因を見つけ、早期改善を目指す施術を提供しています。丁寧なカウンセリングと、身体の状態を詳細に把握するエコーを活用して、痛みの原因を見つけ、あなたがいつまでも健康で元気に過ごせるサポートをいたします。よろしくお願いいたします。

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